実績に基づくノウハウを活用した効率化

限界を突破せよ、
これまで培ってきたノウハウをフル稼働した壮大なチャレンジ

全国約600店舗を誇る大手カーメンテナンス事業者様の場合

主な要望と課題

  • まずは10店舗での予約管理をテストしたい
  • テストがうまくいけば350店舗に展開、さらに全国580店舗に拡大して対応していく見込み
  • 200を超えるアカウントに対し大量のメニュー登録・確認・変更を行う
  • それらすべてを短納期で対応できるか

想像を遥かに超える大規模な多拠点・複数アカウントの運用に耐えうるか

カルチャーや理念に寄り添った提案

創業から「予約管理」一筋で事業を展開してきたなかで、この案件はそれまで経験したことない規模の大きなご依頼でした。最初に伺った内容では、「まずは10店舗でタイヤ預かり・交換サービスに関する予約管理のテストをしたい」というもので、その時には大規模案件になるとは想像もしていませんでした。テストが上手くいけば350店舗に展開したいと聞いていたものの、その後話を詰めていくなかで、さらに別のサービスであるタイヤのEC事前注文~来店受取りという新たな要素も加わり、最終的にはそれらを580店舗に展開したいという話にまで広がりました。

我々にとって、初めて経験する580店舗という大規模リソース(全国580店舗×各店舗3ピット=1800分のリソース)を管理・運用する案件。社内全てのセクション・機能を駆使しなければなりません。けれど、先方の要望は明確。これまでの経験、ノウハウ、技術などを総動員して対応しよう!と新たな挑戦に乗り出しました。

アカウント数は200超。大量のメニュー登録を施すための運用が課題でした。多数のアカウントを管理するという試みに対し、エンジニア、フロントが、今後通常運用となりえる特別対応を検討・実施することで、実現まで漕ぎ付けました。さらに納期が短く、時間のないなかで間違いのない提案をしなければなりません。社内では何度も緊張が走るシーンがありました。ただ、クライアント様の要望が明確だったことは幸いで、とにかくコミュニケーションを正しく取ることを重視して、急いでいる時こそ落ち着いて対応することを心がけました。

新たな挑戦も、大きな案件も、とにかく実直に対応すること

問題を言語化

受注決定に際して、最終的にポイントになったのが「スクラッチ開発を前提とした、フィジビリティスタディに耐えうるクラウドサービスであるか否か」でした。会員連携、セールスフォース連携、その他オプション機能を駆使した提案により、クライアント様の求める条件にあてはまるとして、認められました。それでも、レベルの高い課題、要求の多くに応えるには一筋縄ではいかず、リリース直前に「最初からスクラッチ開発した方が良いんじゃないか」という意見が出るほど難航しました。納期に対し他の選択肢は現実的ではなかったため、結果的には、スクラッチ開発はせずChoiceRESERVEのオプション機能を活用することで無事にリリースしました。

本チームに「予約管理の専門家」として参加していた我々は、ChoiceRESERVEにある機能を駆使し、一つ一つの課題をクリアしていく事で、我々の持ち味である「スクラッチ開発に並ぶSaas」を提供することが出来ました。我々はあくまで「予約管理」という機能のひとつを担ったにすぎないかもしれません、それでもプロジェクトにおいて重要な一員であるという意識を持ち、臆することなく情熱を持って対応しました。

あとがき

実力が試されるような案件でしたが、ひとつひとつの課題解決を積み上げ、焦らず着実に対応する。これまで経験したことのないような高い壁を超えるのは容易ではありません。予約管理の他社サービスが次々と登場するなかで、我々はもはや老舗かもしれません。しかし、常に進化し続けることを忘れず、クライアント様の課題解決に最大限の力で、時にはそれ以上の力を引き出して向き合ってこそ良いサービスを提供できると考えています。多拠点案件に対応するための課題(人・製品)が明確になったことで、また新たな可能性が見えてきた案件でした。